いざ、ゴミ屋敷を片付けようと思っても、「どこから手をつければよいのか分からない」と途方にくれてしまう方も少なくありません。
ゴミ屋敷の片付けは、普通の清掃とは全く異なり、大変な時間と労力を要する作業です。
そこで今回は、自分でゴミ屋敷を清掃する方法と注意すべきポイントについて解説します。
□ゴミ屋敷は自分で片付けられるのか判断しよう
結論から申し上げますと、条件によっては可能です。
しかし、ゴミ屋敷となってしまった場合、自分で片付けるのは、とても困難なものだと考えておいてください。
自分で片付けることを諦めるべき条件は、以下のようになります。
一つ目は、3LDKより広い場合です。
どうしても部屋が広いと、その分、時間と労力が必要になるでしょう。
二つ目は、お風呂やキッチンなどの水回りが機能していない場合です。
片付けには、雑巾で拭いたり、洗ったりする作業が必要でしょう。
よって、水回りが機能しておらず、水道が十分に使えないと困ります。
三つ目は、住人が生活できていない場合です。
住人が生活できていない状態のゴミ屋敷は、害虫などのたまり場になっている可能性もあるので、自分で片付けるのは、難しいでしょう。
これら3つのいずれかが当てはまる場合は、清掃業者に依頼することをおすすめします。
最初から最後までの工程すべてを自分でやる必要はありません。
自分でゴミの仕分けや袋につめるところまで終わらせて、ゴミの回収から処分を専門家に任せるのも良いでしょう。
□ゴミ屋敷を片付けるための準備とは
ゴミ屋敷の清掃は、普通の清掃とは全く別のものだ考えましょう。
なぜなら、普通の清掃とは違い、長い時間と労力がかかるからです。
ゴミ屋敷の清掃においては、計画を立て、事前に準備することがもっとも重要です。
無計画に始めてしまうと、片付けの作業が非効率的になり、ほとんど作業が進まぬまま時間が経過していくでしょう。
終わりの見えない作業は、精神的にも大きな負担となり、片付ける気力がどんどん削られ、最終的に片付けを断念してしまう可能性もあります。
では、どのようなポイントに重視して準備をすると、片付けを成功させることができるのでしょうか。
*準備の3つのポイント「人」「日程管理」「道具」
まず、ゴミ屋敷の清掃は、自分一人だけで終えることも、単日で終えることも難しいと考えましょう。
そのため、家族や友人に声をかけて、最低でも3人以上の人に2〜3日は空けてもらえるように調整してください。
数日間まとめて時間を確保できると、精神的な負担も軽くて効率的です。
道具に関しては、軍手、マスク、エプロンはそれぞれ人数×3個は準備しておくようにしましょう。
生ゴミが多い場合は、ハエやゴキブリの温床となっている可能性があるので、それらの殺虫剤も用意しておいてください。
蚊取り線香は、ゴミの悪臭をやわらげる効果があるので、作業中は常に炊いておくことをおすすめします。
100枚以上のゴミ袋と、ゴミの中に含まれるガラスなど先の尖った危険なものを、包むための新聞紙やガムテープを準備しておくと便利です。
清掃と聞くと、掃除機やほうき、雑巾を連想するでしょう。
しかし、ゴミ屋敷の場合は、ゴミを処分するだけでも大変な作業になるので、これらの道具は最初から用意する必要はありません。
大量にゴミを積める車両が用意できる場合は、自分でゴミ収集所に運ぶことも可能です。
ゴミは、できるだけ早く捨てなければならないので、自分の日程の都合に合う集積所の回収日を把握する必要があるでしょう。
また、車両の準備が難しい場合は、不用品回収業者にゴミの処分を依頼する方法もあります。
□ゴミ屋敷はどこから片付け始めるべき?
*片付けの手順
まずは、害虫駆除から始めましょう。
清掃しているときに、ゴミを動かすたびにゴキブリが出てくると、片付けに集中できません。
ゴミ屋敷を片付ける前日に、殺虫剤を散布しておくと良いでしょう。
この段階で手に負えないようであれば、専門家に依頼することが賢明です。
処分の手順としては、まず確実にゴミとわかるものから処分しましょう。
とにかくゴミの分量を減らしていくことが重要なので、処分をためらうものは後回しにしましょう。
モチベーションが持続するコツは、1メートル四方のゴミから片付けることです。
まずは、近くを綺麗にし、小さな成功体験を積み上げることが重要になります。
ゴミがある程度減ってきたら、仕分け作業に入ります。
前提としては、ほとんど処分するつもりで構いませんが、ルールを作って片付けるようにしましょう。
例えば、思い出の品は、段ボール一箱分とあらかじめ残す量を決めておくと良いです。
また、「いつか使うかもしれない」という言葉が出たら、とりあえず捨てるなどルールを決めることをおすすめします。
ゴミ屋敷になってしまう人は、そうでない人よりも、いつか使うかもしれないという思いが強い傾向にあります。
よって、この言葉には注意して、今使わないのであれば処分してしまいましょう。
もし、将来使う機会がでてきたら、その時に買えばいいという覚悟が必要です。
ゴミを運び出し、掃除機等でホコリを除去できたら、強力な洗剤を使用して念入りに清掃しましょう。
生ゴミから出た液が残っているとまた害虫が寄ってくる原因になりかねません。
□まとめ
ゴミ屋敷を自分で片付けるのは、肉体的にも精神的にも相当ハードな作業になります。
自分で片付け始めたものの、自分で片付けるのは厳しいと思ったら潔くプロに依頼しましょう。
当社では、スタッフが責任をもってゴミの回収と室内清掃をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
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