ゴミ屋敷ができるには心理状態が非常に大きくかかわっているということをご存知ですか。
そのため、現在自分がごみ屋敷に住んでいることを想像できない方でも、将来自宅がごみ屋敷と化している可能性はあるのです。
今回はゴミ屋敷を作ってしまう人の心理状態とその対策について、詳しく解説します。
□ゴミ屋敷になる原因の一つが孤独感であることについて
自宅をいつのまにかごみ屋敷に変えてしまう心理的要因については様々ありますが、その中で特徴的なものが孤独感です。
孤独といっても、ただ単に一人暮らしをしている若者や高齢者というわけではありません。
実は、皆さんの周りにも孤独感に陥れるような要因は転がっているのです。
例えば、あなたが職場や学校で周囲の人々と衝突してしまい、その仲直りのきっかけをなかなか掴めないという状況に置かれたとしましょう。
あなたが家族や友達と話す機会があって、このストレスフルな状況から自分を解放できるならば、悩みを自分の内に秘める必要はありません。
しかし、こうしたコミュニケーションすらない人は自分だけで悩みを抱え、心理的に追い込まれたり、心細さを感じたりしてしまいます。
その結果、誰とも触れ合うことのない空虚な心を満たすためにごみを集めて、心を満たそうとします。
これが孤独感によってごみ屋敷が生み出されてしまうメカニズムです。
孤独感にさいなまれる人が一人でも少なくなるように、家族と定期的に連絡を取るようにしたり、地域で支えあうような体制を作ったりすることが大事です。
□ごみを溜めることの危険性について
ゴミ屋敷に住んでいる方の中には自分の家が汚くなるだけのことだから大丈夫だろうと思っている人もいるのではないでしょうか。
実は、ごみを溜めることによって近隣住民やアパートのオーナーさんに迷惑をかけてしまうことだってあるのです。
具体的な例を、以下にまとめましたので見ていきましょう。
*ごみの蓄積による悪臭被害
ゴミ屋敷はその名のとおり、ごみが蓄積して、ごみで埋め尽くされるような家のことを指しますが、そのごみには様々な種類があります。
消費期限の過ぎた食べ物やカビが繁殖した野菜や果物といった生鮮食品、弁当やインスタント食品の食べ残しなど、こうした生ごみは悪臭の原因となります。
これを数日から数週間放置するだけで、部屋の中には悪臭が立ち込めます。
その結果、空気を入れ替えようと、窓を開けると近隣の方がその悪臭に気づき、自治体をも巻き込む大きな問題となることもあります。
*ほこりの蓄積による火災
ゴミ屋敷では掃除が行われないので、ちりやほこりもおのずと蓄積されていきます。
さらに状況を悪くしているのは、ごみ屋敷の場合だとごみに埋もれて、コンセントの位置が把握しづらいということです。
気がついたときにはコンセントのプラグについたほこりに引火して、火事が起きていたなんてこともあります。
また、住人には悪意がなくとも、家の周辺でたばこの火の不始末があると、それが原因で燃え広がってしまうリスクも非常に高いです。
計画性の高い放火犯がごみ屋敷に狙いを定めるなんてことも少なくないです。
□ごみを溜めることの身体的なデメリットについて
生ごみやほこりの溢れかえったごみ屋敷に住んでいると、身体的に不都合なことも生じてきます。
ごみが山積している家はダニや虫にとって繁殖が容易な環境です。
長年、洗濯や掃除をしていない布団やカーペットで横になったり、座ったりしていると、そうしたダニや虫に噛まれて、アレルギー反応を起こします。
ダニの種類によっては噛まれて、血を吸われるだけで感染症にかかり、症状が命にかかるほど重症化することもあります。
さらに、皆さんご経験があるように、ほこりっぽい部屋で長時間生活していると、呼吸器系統の臓器に悪影響を及ぼします。
これまで、ぜんそくにかかったことのない人でもせきが止まらなかったり、免疫が弱い高齢者や乳幼児は肺炎を引き起こすこともあったりします。
最悪の場合、死につながるケースも確認されているため、あなどってはいけません。
□ごみ屋敷を脱出する方法について
ゴミ屋敷を脱出する方法には大きく分けて、2種類あります。
自力で解決する方法とお金を払って業者に依頼する方法です。
それぞれ順を追って説明していきます。
*自力で掃除をする
自力でゴミ屋敷を片づけるには、自分で始める方が手っ取り早いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、何から手をつけたらいいかが分からないということや時間を際限なくかけてしまうということもありますよね。
そこでポイントとしては簡単に手をつけられるものから処分していくことが大切です・
その際に、廊下や玄関など移動する際に、邪魔になるようなところにあるものを先に処分していくと効率的に清掃が進みます。
*業者に依頼する
自分で汚いものを処分するのは嫌だという人や時間がないという人にとってはこの方法が向いているでしょう。
業者に依頼するメリットとしては決められた期間で清掃をやってもらえることです。
転居しないといけない、あるいはこの日までに片づけたいという具体的な日程が決まっている場合には効果的ですね。
清掃の前には簡易な査定をして、清掃の規模や予算を伝えられますし、名古屋を含めた愛知・岐阜・三重に出張を行う当社は実際に現場に清掃のプロを派遣するサービスもあるのでぜひ活用してみてください。
□まとめ
今回は自宅をゴミ屋敷にしてしまう人の心理状況とその対策について、まとめました。
ゴミ屋敷は自分や近隣住民に対して身体的、心理的被害を与えます。
日ごろから自宅の清掃を定期的に行い、自分の家が汚くなってきたと感じた場合は業者の手を借りてでも、ごみ屋敷にならないように努めましょう。
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