縁起物として親しまれるだるま。願いを込めて目入れをし、一年間飾った後、どのように処分すれば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
そのままゴミに出して良いものか、供養が必要なのか、疑問に思う方もいるかもしれません。
今回は、だるまの処分方法について、いくつかの選択肢を提示し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討しながらご紹介します。
だるまの処分方法・供養方法を紹介
お寺や神社での供養
お寺や神社に依頼することで、だるまの供養と処分をしてもらうことができます。
多くの寺院では、お焚き上げという方法で供養を行います。
これは、だるまを火で燃やし、供養の祈りを捧げる儀式です。
費用は寺院によって異なりますが、1,000円~5,000円程度が相場です。
事前に電話で問い合わせ、供養の可否や費用、受付時間などを確認することをお勧めします。
郵送で対応している寺院もありますので、遠方にお住まいの方や、直接持ち込むのが難しい方は、この方法も検討してみましょう。
どんと焼きやだるま市での供養
どんど焼きは、小正月(1月15日頃)に行われる、正月飾りなどを燃やす行事です。
地域によっては、だるまの供養も受け付けている場合があります。
費用は無料の場合が多いですが、受け入れ可能なだるまの種類や数に制限がある場合もありますので、事前に神社や寺に確認が必要です。
また、各地で開催される「だるま市」では、古くなっただるまを新しいだるまに交換する際に、古いだるまの供養を行っているところもあります。
だるま市は時期が限られているため、開催時期や場所を事前に調べておきましょう。
自宅での供養と自治体への廃棄
お寺や神社への持ち込みが難しい場合、自宅で簡単な供養を行い、その後自治体のごみ収集に出す方法があります。
まず、だるまの表面の汚れを丁寧に拭き取り、白い紙や布で包みます。
感謝の気持ちを込めて、静かに供養しましょう。
その後、自治体のごみ分別ルールに従って処分します。
だるまの大きさが30cmを超える場合は、粗大ごみとして処理する必要があります。
その際は、自治体の指示に従い、手続きを行いましょう。
1: 処分する際の注意点:地域によっては、燃えるゴミ、不燃ゴミ、粗大ゴミのいずれかに分類される可能性があります。
必ず、お住まいの地域のゴミ分別ルールを確認してください。
2: 費用を抑える方法:自治体への廃棄は、費用を抑えられる方法の一つです。
不用品回収業者への依頼
不用品回収業者に依頼する方法もあります。
業者によっては、だるまの供養と処分をセットで行ってくれるサービスを提供している場合があります。
だるま以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、家の中の整理にも役立ちます。
ただし、費用は業者によって異なるため、業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
悪徳業者に注意し、信頼できる業者を選びましょう。
リサイクルショップやフリマアプリでの売却
状態の良いだるま、特に未使用品や希少価値のあるだるまは、リサイクルショップやフリマアプリで売却できる可能性があります。
ただし、買取価格は状態や需要によって大きく変動するため、事前に査定してもらうことをお勧めします。
フリマアプリでは、自分で価格を設定して販売できるため、高値で売れる可能性がありますが、出品の手間や送料、手数料などを考慮する必要があります。
だるま処分に関する注意点とよくある質問
処分するタイミングと適切な手順
だるまの処分は、一般的に願いが叶った後、または一年間の期間が経過した後に行われます。
願いが叶わなかった場合でも、一年間飾った後は感謝の気持ちを持って処分するのが良いでしょう。
処分する際には、丁寧に汚れを落とし、感謝の気持ちを込めて供養してから行うのが一般的です。
手順としては、まず汚れを拭き取り、白い紙で包み、清めの塩を振る(これは必須ではありません)といった方法があります。
だるまの種類と素材による処分方法の違い
だるまの種類や素材によって、処分方法が異なります。
張り子製のだるまは燃えるゴミ、陶器製のだるまは不燃ゴミとなることが多いです。
また、大型のだるまは粗大ゴミとなる可能性があります。
お住まいの自治体のごみ分別ルールを確認し、適切な方法で処分しましょう。
費用を抑えるための方法
費用を抑えるためには、自治体のごみ収集を利用するのが最も経済的です。
不用品回収業者に依頼する場合は、業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
また、リサイクルショップやフリマアプリで売却できれば、処分費用を節約できる可能性があります。
よくある質問とその回答
Q1: だるまの供養は必ず必要ですか?
A1: 必ずしも必要ではありませんが、感謝の気持ちを表すために行うことが一般的です。
Q2: 自分で供養する場合、どのような方法がありますか?
A2: 汚れを落とし、感謝の言葉を述べ、静かに処分する方法があります。
白い紙で包んだり、清めの塩を振るのも良いでしょう。
Q3: 複数のだるまを処分したい場合、どうすれば良いですか?
A3: 一度に処分できる方法としては、不用品回収業者に依頼する方法が便利です。
まとめ
今回は、だるまの処分方法について、お寺や神社での供養、どんど焼きやだるま市での供養、自宅での供養と自治体への廃棄、不用品回収業者への依頼、リサイクルショップやフリマアプリでの売却という5つの方法を解説しました。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、だるまの種類、素材、大きさ、そしてあなたの状況によって最適な方法は異なります。
投稿者プロフィール

- 不用品回収・買取アドバイザー
- 名古屋の不用品回収・買取サービス「クリーンスタッフ」で情報発信を担当しております。長年にわたり不用品回収業界に携わり、引っ越しや遺品整理、ゴミ屋敷清掃など、さまざまなケースに対応してまいりました。不用品の処分に関するお役立ち情報を発信し、お客様がスムーズかつお得にご利用いただけるよう努めております。また、環境負荷を減らすリサイクル・リユースにも力を入れ、持続可能な社会の実現を目指しております。
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